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Vol40 0ベース思考 どんな難問もシンプルに解決できる
あなたは何かを決めたり、考える時にどのように物事を決めていますか?
今回紹介する「0ベース思考」の筆者によると、普通人は何らかの偏見や既成観念などのノイズを通して思考していると言われています。
この本を読んで、普段無意識に行っている思考について考えてみてはいかがでしょうか。
内容紹介

0ベース思考
どんな難問もシンプルに解決できる
スティーヴン・レヴィット 著
スティーヴン・ダブナー 著
櫻井祐子 訳
いま世界でも最も知的で面白い思考ができる著者コンビが、PKを「合理的に」どこに蹴るべきかを知る方法から、絶対に耳を貸さない相手を説得する方法まで、驚くべき「思考法」を伝授する。
さまざまな問題に対して、既成概念を打ち破った考え方ができるようになる一冊。
Akira’s Review
自分がサッカーのワールドカップの決勝でPK(ペナルティキック)のキッカーになったと想像してください。
あなたはボールをどこに蹴りますか?
ほとんどの人が右か左にボールを蹴るようです。
しかし、統計上真ん中にボールを蹴った方が確率が高いという結果が出ています。
さて、あなたは真ん中にボールを蹴りますか?
(私は蹴れません。変に思われたくないから。)
この本ではすべてのバイアス(偏見)を0にして考えろと言っています。
当たり前と思っていることも全てひっくり返して考える事も時には重要かもしれません。
ただ、これは難しいと言われる2つの理由があるようです。
1つ目は、
最近の研究結果では、どんなに聡明な人でもあらゆる偏見のせいで、新しい情報を常に取り入れ、現実感覚を磨くより自分がもっている考えを裏づけするような情報しか収集していないと言われています。
2つ目は、
みんながそうだから
(なるほど…。)
確かにこれは、どの環境でも皆さん同じような事を感じたことあるのではないでしょうか。
家族、仲間、同僚に意見を合わせるだけは楽ですからね。
ロンドン・スクール・オブ・エコノミー(LSE)を創設した方は、こんなことを指摘しているそうです。
「1年に2、3回以上ものを考える人はほとんどいない」←0ベース思考法で
「私は週に1度か2度考えることで世界的な名誉を築いた」←もちろん0ベース思考法で
何か行き詰まってしまった時に、自分の偏見を否定し考えるのも良さそうですね。
私も月に1度はやっていこうと思ってます。
ワールドカップの決勝戦でのPK、あなたは真ん中にボールを蹴りますか?
(ワールドカップ出場がかかっていた試合に本田選手が真ん中にPKを蹴っていましたね。)
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