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システム管理者のためのBookCafe Vol 86 エンジニアのための文章術 再入門講座 新版 状況別にすぐ効く!文書・文章作成の実践テクニック
2020年7月15日 8:24

いままでも、報告や連絡などにメールやチャットは使っていました。しかし、新型コロナウイルスの影響で、仕事が全面的にリモートワークになると、いつもなら対面で話すことが多かった人ほど、メールやチャットに代わることで、問いに対する返答に食い違いが生じ、確認されるなどということも多くなります。対面の会話では表情や言葉のニュアンスですぐに反応することができても、メールやチャットではそうはいきません。また、メールで説明をしているにもかかわらず、結局電話がかかってきて、長時間にわたり口頭で説明するようなことがあり、効率が悪いなと感じていました。
そんなおり、翔泳社のDMで本書の紹介があり、「エンジニアのための」が目に留まり、読むことにしました。

内容紹介

エンジニアのための文章術 再入門講座 新版 状況別にすぐ効く!文書・文章作成の実践テクニック

芦屋 広太(あしや・こうた)著

本書は、IT分野における国家試験対策の論文指導や、
コミュニケーション・マネジメント、教育コンサルタント、コーチとして
豊富な経験を持つ著者が執筆した文章・文書作成の指南書です。

システム開発の現場や日常の社内業務において、社内文書やメールなどが
重要なコミュニケーションツールであることは言うまでもありません。
ところがその文書や文章に書き漏れがあったり、あいまいな記述があったりすると、
読み手に不要な誤解や混乱を与え、意思の伝達がうまくいきません。
これが、分業を前提とするシステム開発を失敗させる要因の1つとなっています。

そこで本書では、ITエンジニアが業務で必要な文書や文章を書くために
「最低限必要な知識、ノウハウ、コツ」を整理し、紹介します。

第1部の基礎編では、エンジニアが書く文章の問題点や、
わかりやすい・伝わる文章を書くために必要な
文章表現力の7つの基礎技術について説明します。

第2部の実践編では、社内の基礎的なコミュニケーション、顧客や社外の人とのやりとり、
アイデアや企画の検討・提案、相手に配慮した円滑な社内コミュニケーションなど、
状況別に具体的な文書・文章の書き方を実践的なテクニックとともに解説します。

翔泳社 紹介文抜粋)

Aki’s Review

以前から専門用語を駆使して細かく説明する、長い文章でだらだらと説明する、といった技術者にありがちな悪い癖は知っているつもりでした。また、普段のやりとりから伝える相手を考慮し、使う言葉を選んで説明をしているつもりでした。しかし、冒頭にも書いたように、メールやチャットがコミュニケーションの中心に変わると、あれ?と思うことが多くなったと感じていました。

本書は、1-2章で文章力の基本的な説明があり、そこでは7つ力と題して、それぞれを文例に沿って解説しています。1つの文章に、この7つの力をすべて駆使するのではなく、その文章に応じた「力」を使うことが良いようです。
3章以降は、社内向けや社外向け、企画や提案といった場面に応じた文章の解説が行われています。

すべての解説は例文を使って行われており、before(問題の文章)-after(修正後)の形で、説明されています。その問題の文章も、パートに分けてパートごとにどうするべきであるといったような説明がされているため、とても納得しやすい形になっています。また、その分けたパートも構成に問題がある場合は変更したり、組み替えたりしています。矢印や図示といった、視覚的に訴えるような文例も紹介されています。さらに、説明には、心理学や論理学の言葉を用いた解説や、日本語ならではの問題点を挙げ解説をしているので、説得力があるとも感じました。

なお、少し残念なのは、ほぼすべてがメールに関する文章でした。どちらかというと、チャットでのやりとりでの書き方に問題を感じていたので、チャット(本書ではSlack)の解説が1つと少ないことは、少し残念でした。

「エンジニアのための」と、書かれていますが、設計、企画や提案などの文章だけではなく、依頼や謝罪、お断りする文などといった、ビジネスシーン全般にわたった文章の解説がされているため、技術者だけではなくITに携わるすべての人に対応できる本となっています。ただし、例文はIT関連のビジネスに関する内容を選んでいますので、IT関連以外の方には、ピンと来ないかもしれません。
コロナ禍をきっかけにリモートワークが仕事の中心に移行された方も多いと思います。そのような中でのコミュニケーションにおいて、伝わり方がおかしいな?とか、なぜ逆に聞かれているのだ?とか、少し自分の文章に疑問を感じたら方は、一読されてはいかがでしょうか。

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筆者紹介

“システム管理者のためのBookCafe” レビュアーのご紹介
●システム管理者の会 推進メンバー
システム管理者の会の企画・運営をする推進メンバ―が、会員の皆様にお奨めする本をご紹介してまいります。

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