システム管理者のためのBookCafe

Vol.123 書く習慣

概要

書籍のインク独特の香りを感じながら、出会ったことのない世界、新たな発見、体験してみませんか?

目次
内容紹介
UK’s Review

はじめまして。育休取得中のUKです。ご縁があり、9月より「シス管×育休」をテーマにした連載コラムをシステム管理者の会へ寄稿することになりました。コラムを書く前の準備として文章の書き方に関する本を何冊か読んでいるところです。
こちらの本はアマゾンプライム会員であれば無料(2023年8月現在)で電子書籍を読めることもあり、一番初めに手に取りました。

 

内容紹介

 

 

書く習慣

いしかわゆき 著
 

書くのが好きになれば、あなたも「書ける人」になれる! 日記・SNS・note・ブログ、「続かない」と悩むすべての人のための 「努力・才能・技術」より大切な“たのしく書く”ためのコツ
SNS、ブログ、note、世間に発信できるサービスが増え、多くの人が文章で自己表現しています。
他人の発信を目にする機会も増え、「自分もなにか発信してみたいな」と思う人も増えています。
「書く」を仕事にする人も増え、文章の指南書も数多く出版されています。

でも「書く」ことは、好きじゃないとしんどい。
むしろ「好き」になるからこそ、習慣になり、自然と上達していきます。
この本では、あなたの「書きたい気持ち」を高め、
「書く」ことを習慣にするためのコツを紹介します。

書くのが好きになれば、習慣になって自然と上達する。
書くのが好きになれば、自分の思いを伝えたくなる。
書くのが好きになれば、真っ白な画面にワクワクするようになる。
書くのが好きになれば、毎日が楽しくなる。

人生なんて、「書く」だけで変わる。
そのためのコツを、お伝えします。

CrossMedia Publishing 紹介ページ)

 

UK’s Review

・概要
前半部分は文章を書き始めるためにはどのような心持ちでいたらよいか、どのように習慣化すればよいかというお話です。後半部分は文章を書き続けることでキャリアや人脈など新しい世界が広がっていくよという展開になっています。
全体を通してSNSやブログでの発信を念頭に書かれている感じはありますが、論文やビジネス文書を書く際に使えそうなポイントもあったのでどんな方でも参考になる内容になっています。

・心持ちについて
役に立つ情報を書こうと意気込みすぎてなかなか書き始められないとか、なんとか書き始められても自分なりの100点の文章を目指すあまりに締め切りを過ぎてしまうとかの苦い経験を著者もされたそうです。
こういったことを乗り切るためのアドバイスをいくつか書いてくれていて、「あるある!」「そうだよな~」と納得感を持って読み進められました。

・習慣化について
習慣化するためのアドバイスやコツが書かれていました。スキマ時間を見つけてちょっとでもいいから書いてみるとか準備が整ったらやるは永遠にやらないからとりあえずやりはじめるとか小さな一歩でいいから一歩目を踏み出してみることの重要性が書かれていました。これって書くことに限らず英語の勉強とかダイエットとかでもそうだよなあと共感しました。

・書くことによって新しい世界が広がる
著者はブログに日記を書いているだけの、ただの会社員であったところからプロのライターになり、書籍を出版するということにつながっていったようです。その他にも入社したい企業へのラブレターをブログに書いたことで採用された人がいたなどの事例が紹介されていました。
実際、SNSやYouTubeへの投稿をきっかけにして新しい世界を広げていく人が増えているのを見聞きしますし、なにかしら発信を続けていくことって大事だよなあと思いました。

・最後に自分語りをさせてください
本書の中で「(文章は)自分語りをするために書いていい」という記述がありました。そのお言葉に甘えて少し自分語りをさせてもらいます。
私は以前よりシステム管理者の会運営スタッフの方と個人的に親交があったことがきっかけで「シス管×育休」をテーマにした連載コラムの執筆依頼を受けました。依頼を快諾したのはいいものの、文章を書くことに不慣れな割に「誰かの役に立つぞ!!」と意気込んでいた私はまさに本書にある典型的なパターンに陥って1文字も書けないまま1カ月が経過してしまっていました。
今回、小さな第一歩としてBookCafeでレビューを書かせていただいた次第です。連載コラムの方、9月中には1つ目を書き上げようと思っておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。(本書の中で誰かに宣言することは有用だと書かれていたのでこの1文で締めさせてもらいました。)

 

 

【今回のコラム筆者 UK の紹介】

新卒から10年以上シス管として働く30代のパパ。
1年間の育休を取得して2人の息子と楽しく過ごす日々。
男性の長期育休について情報発信し、取得を応援できればと考えている。

 

連載一覧

コメント

筆者紹介

“システム管理者のためのBookCafe” レビュアーのご紹介
●システム管理者の会 推進メンバー
システム管理者の会の企画・運営をする推進メンバ―が、会員の皆様にお奨めする本をご紹介してまいります。

この本を読んだことがある方、読まれた方のご感想もお待ちしております!(⇒ぜひ、コメント欄にコメントをお寄せください☆)

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