システム管理者のためのBookCafe

Vol.134　言いたいことを、人を動かす”ことば”に変える すごい言い換え700語

概要

書籍のインク独特の香りを感じながら、出会ったことのない世界、新たな発見、体験してみませんか？

目次
内容紹介
Shohei’s Review

今回のbook cafeは、言葉の伝え方、選び方に関する本です。
近年リモートワークが主体となり社員同士でのコミュニケーションに多くの悩みがあると思います。
「伝えたいことが上手く伝わらない」「指示を出しても人を動かせない」など課題を感じている方におすすめの一冊です。
言葉の選び方次第で仕事の結果につながります。
興味のある方は是非ご一読ください。

 

内容紹介

 
言いたいことを、人を動かす”ことば”に変える
すごい言い換え700語

話題の達人倶楽部（編）
　

なぜ人は「ダメだなあ」より「もったいない！」、「新鮮野菜」より「朝採れ野菜」、「迅速に対応」より「30分以内に対応」に反応してしまうのかーー。本書では、いつものひと言を、ほんの少し言い換えるだけで、相手を誘導し、動かすことができるコツをレッスンします。相手の心に届かない言葉を虚しく並べるより、たったひと言で心を揺さぶる技術を身につけたい！　という社会人におススメの一冊です。

（青春出版社WEBサイト 紹介ページ）

 

Shohei’s Review

　本書を読み終えて、一番参考になるターゲットは会社のマネージャー層だと感じました。
近年、リモートワークの弊害により対面でのコミュニケーションが激減し世の中の上司達は部下と良い関係性を築けていない傾向にあると思います。
ゆとり世代やZ世代などの部下を抱えパワハラセクハラなどに気を張り、マネージャー層からすると肩身が狭い世の中になりました。
そのため、多くの方々はほどほどのコミュニケーションにとどまってしまい、指示や意図が上手く伝えられないケースが増えてきている気がしています。
そんな悩みを抱えている方は是非本書を手に取ってみてください。
普段使っていることばを言い換えるだけでその悩みが解決するかもしれません。
　少し本書の内容を紹介すると冒頭から「ことばの言い換え事例」がずらりと書かれています。
一例をあげると下記のように変換事例が書かれています。

■上司が部下に指摘するシーン
×出来が悪いですね
〇もったいない！

×使えませんね
〇悪くはないのですが

×ここがダメですね
〇ここさえ直せば、良くなると思います！

簡単な例ですが、部下をダメだしするときに×のように欠点のみを指摘することはよくあると思います。
しかし、これでは相手は反発したり、やる気をなくしたりします。
〇のようにひと工夫すると、相手を傷つけず、やる気にさせ、部下に改善や修正を求めることができると思います。
他にも、「クレーム対応時」や「提案時」「社交辞令編」など多くのシチュエーションでの言い換え事例が分かりやすく解説されています。

　本書を読んで同じ内容であっても、伝え方が変われば結果が大きく変わってくると感じました。
キツイ言い方を柔らかく、幼稚な言い方を大人っぽく、普通の言い方を魅力的に伝えるなど人間関係や仕事をうまく進めるための知恵が詰まっている一冊でした。
気になる方は手に取ってみてください。

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筆者紹介

“システム管理者のためのBookCafe” レビュアーのご紹介
●システム管理者の会 推進メンバー
システム管理者の会の企画・運営をする推進メンバ―が、会員の皆様にお奨めする本をご紹介してまいります。

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