システム管理に携わる人たちが語る。様々な話題満載のコラムをお届けします。
元々、私はITの技術の仕事ですが、技術でもプリセールスなどの営業活動が必要なので、その勉強のためにマーケティングに興味を持ちました。
子供の時から身近にあるコカ・コーラのマーケティングを学ぶ良いきっかけになると思い、この本を選択しました。
世界150カ国、日本でも毎日4500万人に愛飲されているコカ・コーラ製品。
その成功の最大の理由は、世界最高峰と言われるマーケティング戦略にある。
同社の日本支社長として、ジョージア、爽健美茶、紅茶花伝などを成功させた著者が語る、人の心を動かすマーケティングの極意。
(ダイヤモンド社 紹介文抜粋)
元々、マーケティングの仕事に興味があり、この本を手に取りました。
120年続くブランド「コカ・コーラ」が成功し続ける理由が書いてあり、
どのようにして、ヒット商品が生まれてきたのか、ヒット商品の裏側を知ることができ、マーケティングの重要性を感じることができます。
特に印象に残ったのが、「intrinsic value」「extrinsic value」という言葉です。
「intrinsic value」 = 基本的な価値(機能/スペック)
「extrinsic value」 = 付帯的に加わる価値(エモーション、情緒や感性の価値)、
心が動かされる価値の創出
私も普段の仕事で意識している内容ですが、基本的な価値はもちろん大事ですが、
付加される価値がビジネスでの生き残りを支えるものだと感じます。
私たちは普段システムの仕事をしていますが、システムの世界でも、
飲料業界でも差別化するための付加価値がビジネスの勝敗を分けます。
当たり前のことをすることも大事ですが、お金を払ってくれるお客様の期待に
応えるには、想定よりも大きな価値を提供すれば、良い意味で相手の心を
動かすことができると思います。
今、テレビで流れている「世界は誰かの仕事でできている」という缶コーヒージョージアのCMも、テレビを見ている人や缶コーヒーを買ってくれる人に対して、うまく遡及できるように、現実に当てはめて価値を伝えている内容だと思います。
日々変化していくビジネスの世界ですが、コカ・コーラのように、
中身は変わらずとも、生き残るために付帯的に加わる価値を変えていくことで、
120年間のブランドを保っています。
有名なタレントを続々と起用して、視聴者へのインパクトを与えたこと、
普段、仕事を頑張っている社会人へ向けて、元気が出る要素をうまく加えたことなど、われわれのシステムに関するビジネスにも非常に大きなヒントとなると思います。
普段の仕事で、相手が喜ぶこと、相手に元気を与えることをイメージして行動するとそれが良い成果につながると思いました。
“システム管理者のためのBookCafe” レビュアーのご紹介
●システム管理者の会 推進メンバー
システム管理者の会の企画・運営をする推進メンバ―が、会員の皆様にお奨めする本をご紹介してまいります。
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