システム管理者のためのBookCafe

Vol.111 主人公思考

概要

書籍のインク独特の香りを感じながら、出会ったことのない世界、新たな発見、体験してみませんか?

目次
内容紹介
Kosuke’s Review
元々アイマスが好きで総合プロデューサーが書いた書籍というものに惹かれたのが始まりです。
「主人公思考」という考え方が気になり購入した一冊です。

 

内容紹介

 

主人公思考

坂上 陽三(著)
 
 
「アイドルマスター」総合プロデューサー・ガミPが語る“人を動かす”極意

2020年に生誕15周年を迎えた、大ヒット育成シミュレーションゲーム「アイドルマスター」(通称:アイマス)。
アーケードゲームから始まり、家庭用ゲームやスマホゲーム、アニメ、ライブなど多角的に展開、
今や市場規模600億円(※)に上るモンスターコンテンツです。
その最大の立役者である、総合プロデューサー・坂上陽三氏(通称:ガミP)の仕事術を大公開!

 

「アイマス」がなぜ多くのビジネス展開に成功したか、それは社内外含めて関わるスタッフが同じモチベーション(自分事)で仕事に取り組んでいるから。
「アイマス」がなぜ多くのファンに愛されているか、それはゲームの主役をアイドルではなく、プロデューサー(プレイヤー)に置いているから。

 

「何事も“自分事化”できれば、人は最高のパフォーマンスを発揮できる」と坂上氏は語ります。

 

・部下が指示待ちタイプから脱却しない
・仕事を依頼したスタッフのモチベーションが低い
・自社のサービスにファンがつかない
・質はいいのに商品が売れない etc.

 

このような悩みを持つビジネスマンやクリエイター必見です。
本書では、人がまるで物語の主人公のごとく、
能動的に行動する仕組みと方法を紹介します。

KADOKAWA 紹介ページ)

 

Kosuke’s Review

非常にあっさりとした内容の本となっていて、若手社員の方やこれからプロジェクトのリーダーをするといった初心者の方向けの本です。各章の一節ごとに分かりやすく太字で分けられているため、読み手に伝えたい内容がとてもわかりやすくまとめられています。これからビジネス本を読んでいきたい人の入り口としていかがでしょうか。
前半部分は作品の裏話的な内容となっています。2019年、関連商品・サービス含め市場規模が600億円もの巨大コンテンツとなった「アイドルマスター(以下アイマス)」、私も1ファンとして多くのモノを貰ってきた作品です。予想される方もいらっしゃるかもしれませんが、ここまで大きな作品となった裏側は簡単ではなかったという黎明期の話を、いきなりプロジェクトマネージャーを任されることとなった筆者の話を中心に展開し、ファンの方にはとても楽しめる内容になっていると思います。

 
後半部分は軽めの自己啓発の内容、若手社員が考えを持っておくとよい「主人公思考」、筆者の経験に併せたマネジメントについての内容が語られています。「主人公思考」とは社会人として日の浅い私にとって非常に気づきのある内容となっていました。
自分事として捉え、自分の考えで意見をする、行動する、簡単そうで私にはまだまだ出来ていないものでした。会社や上司の視点のまま仕事を進めていましたから…
自分の意見を持たないことがどういった影響を与えるか、選択することの大切さなど若手社員にはためになる内容となっています。
マネジメントの部分では、「主人公思考」を持ってもらうための内容となっており、部下を管理するにはどうなっていくべきか、筆者の経験を基に書かれており、読みやすい内容となっています。今後を見据えての気づきのポイントになる内容でした。

アイマスに関わる内容に惹かれ購入した本ではありますが、若手社員の方にオススメできる内容となっていました。アイマスが好きな方はぜひ一度、お手に取ってみてはいかがでしょうか。

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筆者紹介

“システム管理者のためのBookCafe” レビュアーのご紹介
●システム管理者の会 推進メンバー
システム管理者の会の企画・運営をする推進メンバ―が、会員の皆様にお奨めする本をご紹介してまいります。

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