システム管理者のためのBookCafe

Vol.148 AI時代に強い質問力

概要

書籍のインク独特の香りを感じながら、出会ったことのない世界、新たな発見、体験してみませんか?

目次
内容紹介
A’s Review

考えるために問い、問うために考える。
その循環こそが人間の知であり、
AIはそのただなかにあるパートナーだ。

昨今、AIを使用する場面が増えてきていると思います。
弊社でも積極的なAI推進をしています。ただ、AIを使用していて効果的に使えていますか?というところでは自信がなかったため、この本を選びました。

内容紹介

 
AI時代に強い質問力
マツダミヒロ(著)
 
問い、迷い、立ち止まる――。
AIが瞬時に答えを返す時代に、そんな「問いを持つ力」がますます必要となってきました。

AIは正確な情報を整理し、提案してくれる優れた存在。
しかし、どの答えを選び、どう行動するかを決めるのは私たち自身。
浅い問いには浅い答え、深い問いには深い洞察――。
問いの質が、そのまま思考の質を決めていきます。

AIを「先生」ではなく「共鳴するパートナー」として扱い、
返ってきた答えを鵜呑みにせず、「本当にそうかな?」と問い直すことで、
自分の軸が磨かれ、思考は自由に広がっていくのです。
きずな出版 紹介ページ)

 

A’s Review

皆さんは、AIから本当に信頼できる回答をもらえていますか?なんとなくそれらしい回答が返ってきただけで、満足して終わってはいないでしょうか。
AIを最大限に活用するための鍵は、問いの質を上げることにあります。その方法について紹介した1冊となります。

印象に残ったのは、AIを「ただの検索エンジン」ではなく「膨大な知識を持つ知性」として扱う視点です。AIから有益なアウトプットを引き出すには、曖昧な言葉を避け、論理的に整理された指示(前提条件)を与えてあげることが必要だとわかりました。
これは人間同士の会話でも同様で、前提となる情報が不足していれば話は噛み合いませんよね。

何を、どのような目的で、どう出力してほしいのか。こうした設計図を丁寧に描いて問いかけることで、AIは初めてその真価を発揮してくれるでしょう。また、一つの質問に対しても、立場や見方を変えて多角的に問い直すことで、AIは全く異なる視点を提供してくれることがわかりました。

こうした問いかけの工夫を重ねることで、AIは単なる「回答作成ツール」を超え、自らの思考を深め、多角的な視野を持たせてくれる貴重な存在となります。

日々の疑問を放置せず、多角的な切り口からAIに問いかけてみることで、自分一人では到達できなかった論理的な裏付けや、思考を一歩先へと進めるためのヒントが得られるはずです。

ただし、注意すべきは、AIは思考を肩代わりしてくれる存在ではなく、あくまで私たちの思考を助け、視点を増やしてくれる存在だということです。思考を放棄して全てを丸投げするのではなく、明確な意図を持って質問を組み立てる姿勢が、AIを最高のパートナーへと変えてくれます。

AIは質問次第で回答の質が変わってきます。仕事には速さが求められますが、まずは一旦落ち着いて、よく考えてからAIに質問するようにしてみましょう。

AIを単なる道具ではなく、良き相談相手として付き合っていくのが、これからの時代にふさわしい形ではないでしょうか。ご興味のある方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。

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筆者紹介

“システム管理者のためのBookCafe” レビュアーのご紹介
●システム管理者の会 推進メンバー
システム管理者の会の企画・運営をする推進メンバ―が、会員の皆様にお奨めする本をご紹介してまいります。

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