システム管理者のためのBookCafe

Vol.146 生成AI時代の「超」仕事術大全

概要

書籍のインク独特の香りを感じながら、出会ったことのない世界、新たな発見、体験してみませんか?

目次
内容紹介
K’s Review

近年、生成AIがいたるところで活用される場面が目に付くようになりました。
そんな中、自身はほとんど日常的に業務などで活用できていないと感じ、活用方法や活用する上で気を付けるポイントなどを知りたいと素朴な興味でこの一冊を手に取りました。

内容紹介

 
生成AI時代の「超」仕事術大全
保科 学世 (著)
アクセンチュアAIセンター(著)
 
外資系コンサルが仕事で使うプロンプトを公開!

これから絶対身につけるべき8つスキルとは?
業界&業種別にこれからどうなるかもわかる!

生成AIやChatGPTの原理&使い方から
リスク対策方法、身につけるべきスキルまで、
外資系コンサル(ビジネスのプロ)かつ
AIのプロだから書ける超実践的仕事術!

インターネット登場以来の衝撃と言われる
「生成AI時代」をサバイバルするスキルと知識が
これ一冊ですべてわかる!!

東洋経済新報社 紹介ページ)

 

K’s Review

皆さんは、日々の業務に生成AIをどこまで取り入れているでしょうか?
先日、話題の書籍『生成AI時代の「超」仕事術大全』を読み、AIと共に働く時代における実践的な仕事術について、多くの気づきを得ました。本書は、単なるChatGPTの使い方にとどまらず、AIを仕事にどう統合し、成果を最大化するかを体系的に紹介している一冊です。

特に印象的だったのは、「AIに仕事を奪われる」のではなく、「AIと協働する力」がこれからのビジネスパーソンの競争力になる、という点です。ITサービスマネジメント(ITSM)の観点から見ると、これは単なる業務効率化の話にとどまらず、サービス提供プロセスの再設計にも直結するのではないかと考えました。

たとえば、インシデント管理や問題管理の初期対応において、AIによる一次分析や応答テンプレート生成を活用することで、対応スピードと精度の向上が期待できます。さらに、ナレッジマネジメントにおいても、AIが過去のログやFAQを自動的に整理・更新する仕組みがあれば、サービスデスクの負荷軽減にもつながるでしょう。

本書では、良質なアウトプットを得るためには「良いプロンプト(入力文)」が必要であると繰り返し強調されています。これはITSMにおける「要求定義」の精度にも通じるもので、AIとの対話を通じて、私たち自身の思考の曖昧さにも気づかされます。

また、すべてをAIに任せるのではなく、「人がやるべき領域」と「AIに委ねるべき領域」を見極める思考も大切です。ITILの考え方に即して言えば、AIはツールでありプロセスを補完する存在であって、目的ではありません。価値を届ける最終責任は私たちにあるという意識が、これからますます重要になると感じました。

生成AIの進化は目覚ましく、我々の業務もその影響を避けることはできません。だからこそ、この書籍を通じて「AIをどう使うか」を自ら考える姿勢が、今後のITサービスの品質とスピードを左右するのではないでしょうか。

業務改善やITSMのさらなる高度化を目指す方にとって、本書は非常に有益なヒントが詰まった一冊です。ご興味のある方はぜひ手に取ってみてください。

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筆者紹介

“システム管理者のためのBookCafe” レビュアーのご紹介
●システム管理者の会 推進メンバー
システム管理者の会の企画・運営をする推進メンバ―が、会員の皆様にお奨めする本をご紹介してまいります。

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