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現場から  オールドノーマルからニューノーマルへの転換 2020 年 - 2021 年 第8回 ITの仕事は続く
2021年7月7日 10:00

ITの仕事は続く

 

等しく始まった2021年、その前半は算数のドリルを復習しているような感覚でした。

 

1月 マネージャーが退職し、チーム内の動揺が走りました。
2月 チーム内メンバーの一人が個人的事情で長期離脱となり、それでもチームを成立しなければなりませんでした。
3月 待ち望んでいた新しいチームメンバーが加わり、長期離脱のチーム内メンバーも復活し、活気が戻ってきました。
4月 ボランティア活動先の教室に国会議員が視察に来られて、現場の声を伝えました。
5月 あの名もなきコーヒー屋さんが満を持して開店し、美味しいコーヒーを飲みに行っていました。(あのお店のコーヒーとパニーニは本当に美味しい)

 

 

そして、この最終原稿を書いている2021年6月、3度目の緊急事態宣言下。
まだまだこの新型コロナウイルスの影響の中で、この原稿を書いています。
この巡り巡ってきた紫陽花の季節の中、初めて原稿を書いてからのことを思い出しました。
それは、この最終原稿が書かれるころ、自分や周囲、社会はどう変わっているのか?と思いながら書いていたのです。
お題は「オールドノーマルからニューノーマルへの転換 2020 年 – 2021年」。
この「ニューノーマル」という単語はこの2021年になってから聞かない単語と感じています。
新型コロナウイルスの影響下が続いている中では、いわゆる「死語」という扱いになったのかな?と。
「死語」になるくらい、無意識のうちに私たちの生活に溶け込んだ、と。
つまりは既に「ノーマル」化されたのだ、と理解したわけです。
マスク生活も当たり前になり、テレワークという言葉も真新しい言葉ではなくなりました。
それを少し具体的に書くと、テレワーク中のユーザーさんへ電話をし、リモート対応している最中に、宅配であろう玄関のチャイムが鳴り、離席する。
あるいは、自分のチーム内の会議において、画面の中にお子さんが乱入する。
もう、それらのようなことが当たり前のように、日々繰り返されています。
少しずつ、少しずつ私たちの生活は変わっていった、変えられていったのだと思っています。

 

 

そして、ITの分野はどうだろうか?と自分や同胞に問いかけてみたいです。
第1回から第7回までの寄稿では、自分なりにどう考え、どう行動し、どんな結果が得られたかを書いてきました。
結果、それは「オールドノーマルからニューノーマルへの転換」の途上を書いていたことになります。
その内容は決して自慢できるということでもなく、自分を第三者として、まるで映画を撮るような感じで書いてみました。(誤字脱字、間違った言葉遣い等、この場にて謝罪します)
「ドラマとは、退屈な部分がカットされた人生である」と巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督の名言のごとく、そこから漏れた内容もたくさんあります。
要請通りWSUS導入をしたのはよいが、導入先エンジニア様がGPOを知らず、感情的になって怒鳴られてしまったこと。
契約の穴をついて、IEのお気に入りの順序を変えてくださいと、お客様のユーザーからリクエストがやってきたこと。
残念ながらこの新型コロナウイルスの影響で倒産されたお客様もおられました。
そういうことまで書いてしまうと、枚挙に暇がない。

 

この原稿を書いている時点で、やっと新型コロナウイルスに対するワクチン接種のニュースが連日のように報道されています。
東京オリンピックの開催も賛否両論があるなかで、開催されようとしています。
それでもなお「オールドノーマルからニューノーマルへの転換」に対し、正直に告白しますと、自分でも確固たる結果がまだ出ていません。
決して、テレワークだけがニューノーマルというスタイルではないでしょう。
わかったことは、新型コロナウイルスという条件が加えられただけで、その途上にまだ私たちは居て、あくまでも通過している状態にすぎない、と思っています。
途上という通過点の中で、ITという分野は相変わらず日が当たらず、スポットライトも浴びていません。
しかし、そこには自己憐憫の意味はありません。
同情を安値で買い、高値で売るようなことを言いたいのではないのです。
それでもなお、ITという仕事は続く、ということが言いたいのです。

 

 

名もなき、タイトルなき、ただのエンジニアがアピールする場所と機会をいただき、お題の下で書き綴ってみました。
大胆にも「オールドノーマルからニューノーマルへの転換」のお題が、このタイミングで重く伸し掛かってくることは、当初、思ってもみませんでした。
最終原稿を書く時には、新型コロナウイルスの影響も収まり、ITという分野がどのように役割を果たしたか、ということが現場の声として伝えられたら、という希望がありました。
しかし、現実では悪戦苦闘の毎日が続いても、怒鳴られ、やじられても仕事は続いています。
いうまでもなく、仕事に対して謙虚にならなければなりません。
謙虚に自分自身の技術もアップデートしていかなければ、仕事は続かないでしょう。
そして、そんなことを自戒の念を込めて書いている自分がここにいるわけです。

 

もう一度、同胞に問いかけます。
この新型コロナウイルスの影響において、どんなことをされましたか?
どんなことをされて、どんなフィードバックがありましたか?
そして、どんなことを思い描き、どんな感想を持ちましたか?

 

新型コロナウイルスはこんなにもやっかいで「いい加減にしてくれよ」というのが本音です。
しかし、なんとか、この原稿を書きあげてみることで、腐った態度をとるという選択を排除していきました。
そして、僕はこの最終号が掲載されるころ、およそ20年勤め上げた会社を退職し、次のステップへと突き進みます。
それが、「オールドノーマルからニューノーマルへの転換」のお題に対する個人的答えなのかもしれません。
その答え合わせは未来にまかせるとしても「ITエンジニアの社会的地位向上」も忘れずにいます。

 

 

この最終原稿にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
名もなきエンジニアのアピールする場を作ってくれたシステム管理者の会の皆さまに御礼申し上げます。
そして、このコラムをほんの少しでも読んでくれた皆さまに深く感謝を申し上げます。
最後に、他の人の発言や格言等を使用せず、自分が責任をもって結びの言葉を書きたいと思います。

 

 

それでも、ITの仕事は続きます。
心身に気を付けて、お互いに頑張りましょう。

 

 

2021年6月吉日

 

現場から  オールドノーマルからニューノーマルへの転換 2020 年 - 2021 年
"ニューノーマルに変容する社会でシステム管理者はどうあるべきかを会員の方々へ語る新しい知識・啓蒙の一端"  この連載の概要は、タイトルホルダーでもなく肩書もないSES として日々、複数のお客様に対してITインフラを中心としたサービス提供をしている中、コロナ禍という時間で悪戦苦闘して思ったこと、考えたこと、行動したことをこの場を借り発信することで、ニューノーマルに変容していくこの時代を一緒に考えていこう、というスタイルです。 七転八倒しながらも一緒にサバイバルしていきましょう。
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筆者紹介

藤原隆幸(ふじわら たかゆき)
1971 年生まれ。秋田県出身。
新卒後商社、情報処理会社を経て、2000 年9 月 都内SES会社に入社し、IT エンジニアとしての基礎を習得。
その後、主に法律事務所、金融、商社をメイン顧客にSLA を厳守したIT ソリューションの導入・構築・運用等で業務実績を有する。
現在、主にWindows 系サーバーの提案、設計、構築、導入、運用、保守、破棄など一連のサポート業務を担当。

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