システム管理者の育児休暇_パパ編

第1回 育休取得に至るまでのあれこれ

概要

企業のシステムを支えるだけが仕事ではありません。
今や家庭内でも大活躍!
システム管理者であり2児の父でもある30代男性の2度目の育児休暇をレポートします。

 

目次
はじめに
自己紹介
原体験
キャリアのスタート
育休を選ぶまでの紆余曲折①
育休を選ぶまでの紆余曲折②
おわりに

はじめに

みなさん、こんにちは。UKと申します。先月、bookcafeの方に書評を寄稿した者です。そちらを先に読んでくださった方はご存知かと思いますが、ご縁があって「シス管×育休」をテーマにした連載コラムを書かせていただくことになりました。シス管的な要素も盛り込みつつ、私自身の経験談を中心に書いていきます。かしこまった感じではなく、SNSの延長くらいの気持ちで書いていますので、息抜きがてら気楽に読んでいただければと思います。第1回の今回は自己紹介、私のキャリアの紹介、育休取得に至った経緯あたりのお話をさせていただきます。

 

自己紹介

まずは私の自己紹介から始めさせてください。2人の子を持つ30代のパパです。1人目の子が生まれた2021年に半年ほどの育休を取得しました。2人目の子が2023年4月に生まれ、現在は1年の育休を取得中です。子どもが生まれるまでは旅行やツーリングなど遠出が好きでしたが、今は育児中心の生活をしています。

 

原体験

私のキャリアの原点となったのは小学生のときに授業で触れたDOSのパソコンです。目の前でシステムが動作するワクワク感が忘れられず、誕生日でもないのに祖父にねだってWindows98のパソコンを買ってもらったのを覚えています。
パソコンを手に入れてからはチャットや掲示板を通してさまざまな人と交流したり、ジオシティーズにホームページを持ってオリジナルのコンテンツを公開したりと有意義に使えていたと思います。

当時のインターネット接続は電話回線を使っていたので、月々の電話代が高くなったり、変なソフトをインストールしたせいでロシアへの多額の国際通話料が発生してしまったりと親に迷惑をかけてしまうこともありましたが、周りにITに詳しい人がいない中で、小学生なりに色々と模索してパソコン、インターネット、ある種のマルウェアにも触れることができたのは今の私のベースとなる貴重な体験であったなと無理矢理に美化しています。笑

 

キャリアのスタート

シス管としてのキャリアの本格的な始まりは新卒入社した会社でIT部門に配属された時です。配属希望を出したタイミングではシス管という仕事を全くと言っていいほど知らなかったものの、新入社員向けのパソコン研修で同期よりITに強いなと思ったのでなんとなくIT部門を第2希望に書きました。(第1希望は大学の専攻が活かせそうな広報部でした。)
今になって振り返れば私が特別ITに強かったわけでもないのですが、研修で周りに座った同期たちがたまたまパソコンに不慣れな者ぞろいで、彼らを手伝っているうちに誤った自信を深めてしまっていました。笑

配属当初は不要なハードディスクをドリルで物理破壊するとかコピー用紙を倉庫から取ってくるとかの下働きでしたが、本格的な業務に携わり始めてみると楽しくて10年以上シス管の仕事を続けています。アプリ開発、運用保守、インフラ、セキュリティ、ヘルプデスクなど幅広い経験を積み、現在のメイン担当はネットワーク分野です。ネットワークと言うとかつては地味な仕事という印象でしたが、リモートワークやクラウド利用の拡大で以前より注目を浴びるようになり、モチベーション高く仕事をしています。周りからの注目度で仕事のモチベーションが左右されてはいけないのですが。笑

 

育休を選ぶまでの紆余曲折①

そんな仕事好きな私が長期の育休をとることにした経緯についてお話させてください。転職先での仕事に慣れてきた頃に妻の妊娠が分かりました。今後のことを改めて考え直すいい機会だと思い、今までの人生を振り返ったりこれからやりたいことを整理したりしました。

自己分析の結果、仕事内容や労働環境の満足度は高かったものの「このまま今の仕事を続けているだけでいいのか」といった漠然とした不安感、閉塞感も同時に抱いていることに気付きました。

「なにか新しいことに挑戦してみたい」という気持ちで情報を探していたところに「社外へ1年間出向して新しい経験を積む」というぴったりな社内公募を見つけました。遠方の出向先になれば妻子と離れて暮らすことになる可能性があったものの、ここでチャレンジしなければ絶対後悔すると思い、妻に色々と相談した上でその募集にエントリーしました。妊娠中で様々な不安があったにも関わらず理解を示してくれた妻には本当に感謝です。

この社内公募は誰でも行けるものではなく、書類審査や面接があるものでした。書類審査はパスできましたが、面接で落選してしまいました。残念でしたが、あまり執着しない性格なので、縁がなかったとあきらめました。

 

育休を選ぶまでの紆余曲折②

目線を変えて色々と考えていたところ、いっそ仕事というものから離れて長期で育休を取ってみるのはどうだろうと思い至りました。子どもと遊ぶことはもともと好きだったし、今まで築いてきたキャリアとは全く連続性のないことに取り組むことで、何かを掴めそうな気がしていました。また、半年とか1年とか会社や仕事を気にせず自由になってみたいという不純な動機もありました。笑

当初考えていた「生まれてくる子どもを妻に任せて新しいことにチャレンジする」と、最終的に選択した「長期の育休を取って子育てに注力する」って正反対のことだなと自分のことながら面白いです。また、後者を選択することにして本当に良かったなと思っています。当時はムカついていたけど、あのときに面接で不合格にしてくれた面接官にも感謝ですね。笑

 

おわりに

ここまでの内容を読むと「この人、育休をとったとしてもまじめに育児するのか?」と心配に思われた方もいるかも知れません。(妻との衝突がありながらも)最終的には模範的な育休パパになるのでご安心ください。笑

次回以降の連載では育休を取得しようとしたときに悩んだこと、感じたことを中心に書いていこうかと思います。ありがとうございました。

 

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筆者紹介

UK
新卒から10年以上シス管として働く30代のパパ。
1年間の育休を取得して2人の息子と楽しく過ごす日々。
男性の長期育休について情報発信し、取得を応援できればと考えている。

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