システム管理者の会の2023年を振り返る!


たくさんの皆さまからご協力・ご支援をいただき、
「システム管理者の会」は、2023年もさまざまなイベントや取り組みを行うことができました。誠にありがとうございました。
皆さまのご参加とご協力に感謝するとともに、2023年を振り返っていきたいと思います。

 

認定講座

システム管理者の会では、システム管理者を目指す若手から中堅を対象にした、スキルアッププログラムを提供しています。
ヒューマンスキルとテクニカルスキルの両面から、システム管理者に必要な知識や心構え等の習得を目的としています。

・開催

昨今の情勢と全国の会員の皆さまのご要望にお応えし、認定講座の全コース、全14日程をオンライン化し開催しています。
現在も初級認定を取得された方が中級認定、さらに上級認定と、着実なステップアップを目指して受講いただいています。

なお、本年度最後の認定講座は、初級コース、中級コースのF日程(2024年1月開催)となります。
この機会に是非、受講・受験いただき、皆さまのスキルアップに貢献していければと思います。

・受験者数、合格者数

開講以来、受験者数が延べ「2,000名」を突破し、合格者数も「1,300名」を突破する人気の講座となっております。
来年度の開講スケジュールは、年明けの2024年2月頃に公開予定ですので、ご自身のスキルアップのためにも、是非受講をご検討ください。

>> 認定講座とは
>> 認定講座の詳細・お申し込みはこちら

 

システム管理者感謝の日 イベント

今年で17回目を迎えた、年に一度の大イベント「システム管理者感謝の日 イベント」について、今年は2023年7月12日(水)に、現地集合型とオンライン型のハイブリッド方式にて開催いたしました。

今年のテーマは、「もう、システム管理者なしではビジネスできない ~No Administrators, No Business.~」でした。

 

●開会の挨拶 

今年で第17回を迎えるシステム管理者感謝の日イベントは、
システム管理者の会 推進委員 代表であるNTTコムウェア株式会社の今里 亘氏による開会の挨拶から始まりました。
今里氏からは、4年ぶりに日経ホールで開催すると同時にオンライン配信もしていること、システム管理者感謝の日についての説明やシステム管理者の会の主な活動内容、そして各セッションの見どころについての紹介がありました。
あわせて本イベントの趣旨である「システム管理者感謝の日」の理念と活動を推進する「システム管理者アワード」年間表彰についてもご紹介いただきイベントが開幕いたしました。


写真:NTTコムウェア株式会社 今里 亘氏

>> 感謝の日イベント 「開会挨拶」の動画(YouTube)はこちら

 

●基調講演
技術者「育成」のパラダイムシフト:主体的な学びと成長を引き出す人材育成

まず初めに、株式会社リコーの辻様から、
技術人材育成とその変革ポイントについて、同社の取り組みを交えながらご講演いただきました。
辻様は、日々目まぐるしいほどの技術進化と、若者のキャリア観・就業意識の変化があるということを冒頭に述べられていました。
「学習・成長」する本人と、本人に携わるマネージャーの思惑と、どのように実践して、学習や育成を構築していくのか。
同社では、「人的資本の3本柱」があり、「①自立」「②成長」「③”はたらく”に歓びを」を掲げ、「リコーデジタルアカデミー」を開講し、リスキリングに注力されており、加えてマネージャーに求められる新たな役割・スキルを養うべく「リコー・マネジメントカレッジ」も推進されているというお話しには驚かされました。
「社員のための働きがい改革」の一環で構築された「自律を引き出す育成プログラム」と「テクノロジーやAIを活用した学習支援とスキル管理」についても、とても参考になる講演となりました。


写真:株式会社リコー 人事部 タレントディベロップメントCOE室長 辻 真樹子 様

>> 感謝の日イベント 「基調講演」の動画(YouTube)はこちら

 

●特別講演1
ChatGPTの登場で始まるシステム管理の新しいパラダイム

次に、日本マイクロソフト株式会社の蒲生様から、全世界的に流行しているChatGPTを始めとする「生成型AI」に関してご講演いただきました。
「Microsoft」からリリースされているものについても話題に挙げられ、生成型AIの概念の説明から、使用する上での留意点について述べられました。
GPTに期待される用途を「生活と仕事」「厳密と独創的」という4象限に、簡易的にマッピングして説明され、使用上の留意点としては、「優良なプロンプト」が必要、などといったわかりやすい内容でした。

今後はプラグインも増えて、よりさまざまな内容が生成できるだろうという予測で、とても刺激的かつ充実した時間で、もっと話を聞いてみたいという講演でした。


写真:日本マイクロソフト株式会社 カスタマーサクセス事業本部 クラウドソリューションアーキテクト (Data&AI) Azure OpenAI Champ 蒲生 弘郷 様

>> 感謝の日イベント 「特別講演」の動画(YouTube)はこちら

 

●特別講演2
システム運用体制の必要性(ITサービスマネジメントの定着)

最後に、LINE Financial株式会社の岩井様から、日々発生するシステム運用管理について、自社の取り組みを交えながらご講演いただきました。
「システム運用」をするなかで、価値向上をするために気を付けてきたことを述べられていました。
「『ITSS※1とCCSF※2』をベースに職種の定義をサービスマネージャーの定義・スキルへ合わせていく必要がある」と岩井様は語られましたが、イメージができても、実際に取り組んだり、社内にその考え方が浸透している企業は数多くはないのではないかと感じました。※1ITSS:ITスキル標準。ITサービスの提供や利用に必要とされる能力を明確化、体系化した指標。
※2CCSF:ITSS等、スキル標準の参照モデルとして位置付けられている。
システム運用について、自社を事例に挙げ、またご自身がなさっている定着活動についても赤裸々にお話をしていただきました。
・チーム内での作業漏れをなくすための工夫
・チーム内では同じ品質で対応可能にすること
・手動での工数を削減すること
・エンジニアリングスキルの向上
といったことを共通認識とし、品質向上に邁進されているということで、とても参考になる講演となりました。


写真:LINE Financial株式会社 システム運用チーム マネージャー 岩井 健男 様

 

>> 感謝の日イベントの詳細な開催レポートはこちら

 

第6回 システム管理者アワード 年間表彰

「システム管理者アワード」は、組織内でシステム管理者への日ごろの感謝の気持ちを伝えたり、活躍を表彰したりしている活動を取り上げて、情報発信を行うことで「感謝の気持ちを広める」表彰活動です。対象は、企業や部署など「組織単位での活動」で、募集は年間を通して行っています。
システム管理者感謝の日イベントでは、講演に続き、今回で6度目の開催となる「システム管理者アワード」の表彰を行いました。

今回は、以下の6社様が表彰、うち3社様が登壇されました。

  • キヤノンITソリューションズ株式会社様
  • コープデリ生活協同組合連合会様
  • 東急建設株式会社様
  • 株式会社アイネス様
  • エスアイエス・テクノサービス株式会社様
  • 株式会社スタークラフト様

 

また、過去の「システム管理者感謝の日イベント」の模様を、弊会ポータルサイト上で動画にて配信しております。
見逃した方は、個人会員登録をしていただいた上で、こちらからご視聴ください!

>> 「システム管理者感謝の日イベント」の動画掲載ページはこちら

 

IT女子座談会 イベント

「システム管理者の会」初の試みとなる「第1回 IT女子座談会」を昨年11月に開催し、
好評につきシリーズ化、本年度は、第3回、第4回を開催いたしました。

「IT女子座談会」は、「ITに携わる女性」にフォーカスして、登壇者同士が当事者ならではの思いや考えを率直にトークしていただく座談会です。
国内IT企業の約1,000社のうち9割以上が人材不足という調査結果がIPAのIT人材白書より公表されており、DX推進でIT人材が求められる今、ITスキルを身に付けた女性が活躍する場は多くあります。

異業種からの転職だけでなく、社内でIT分野への転身を目指す女性もいるため、
「ITに携わる女性」にフォーカスし、登壇者同士で胸のうち、仕事への思いなどを語り合う内容となっています。

 

>> 「IT女子座談会」の詳細な開催レポートと動画掲載はこちら

 

7月の最終金曜日は「システム管理者感謝の日」

7月の最終金曜日は「システム管理者感謝の日」です。

今年は2023年7月28日でした。

母の日にはカーネーション、バレンタインではチョコレートといったように、記念日にはプレゼントがつきものです。

「システム管理者感謝の日」は、7月の最終金曜日という時期から「汗をかいて、夏やトラブルを乗り切ろう!」ということで、当会ではカレーをプレゼントする日としています。

ぜひ、皆さまの会社でも、この感謝の日をきっかけにシステム管理者の方々に感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

 

推進委員

推進委員会のメンバー

 
本年7月の「システム管理者感謝の日」をもって、山崎製パン株式会社の設楽様が退任されました。
10月の推進委員会にて、LINE Credit株式会社の岩井様が新たに就任されました。

>> 推進委員会のご紹介はこちら

 

 

運用ノウハウ、コラム

システム管理者の方々にお役に立ていただける情報をお届けする運用ノウハウ、コラムとして、2023年は以下の新連載が始まりました。豊富な知見を持つ執筆者による連載は必読です。

本ポータルサイトには、システム管理者の方々に、「時代の今」をお伝えするべくさまざまなコンテンツを掲載しています。
今期から新連載のシリーズもありますので、引き続きご覧いただけますと幸いです。

● 新連載

〈運用ノウハウ〉

DXリーダー人材を育成するために必要な5つの基礎能力
IoT検定制度委員会
第10回:DXプロジェクト現場を支える伴走者の重要性について
 ~ 第20回:DX推進のためにイノベーションを起こすには

AWS 合格体験記

ITのお国事情~ITはどこから来てどこに向かうのか~
安部聡氏(ティンヴァン・ジャパン株式会社)

アジア、世界を牽引しつつある中国の現在や如何に?
巴音都仁氏(備実必(上海)軟件科技有限公司、ユニリタのグループ会社、中国上海)

IT部門における現場の実態とは?・趣味と仕事
伊藤佑二氏(株式会社グローバル・ネットワーク)

システム管理者の育児休暇_パパ編
UK氏(某大手企業)

 

 

 

 

賛同企業

システム管理者の会の活動に賛同してくださる企業が、372社となりました。

2023年、新たに賛同いただいたxx社の企業をご紹介いたします。(以下、登録順、敬称略)

有限会社セントラル
ウェブココル株式会社
東北テクニカルシステムズ株式会社
株式会社スクウェイブ
東京海上日動システムズ株式会社
株式会社jaybe
ティンヴァンジャパン株式会社
株式会社Prime Partner
株式会社ツナグバ
SOCIUS VALUE株式会社
株式会社シナジア
ZAZA株式会社
Dear… SOMETHING TO REMEMBER
ネクスプロイド株式会社
株式会社エコスマート
株式会社Liv-up
株式会社BizPato
株式会社サイルビジネス学院
株式会社ジェネマーケ
株式会社Sparcle
トリニティ・テクノロジー株式会社
株式会社スタークラフト
株式会社かける
株式会社アタム
メディカルコンサルティング合同会社
株式会社メタップス
株式会社ソフトコム
株式会社FITONLINE
株式会社アドアニモ
一般社団法人住宅ローン滞納問題相談室
LINE Credit 株式会社
株式会社コミュニティオ
石垣島PR情報局
株式会社ウィザード
株式会社UPSIDER
株式会社SANEJI
株式会社マイスタースタジオ
トランスコスモス株式会社
株式会社Funday Technologies
株式会社ステップバイワーク
合同会社DD
一般社団法人 沖縄イーコマース協議会
株式会社エスワイプロモーション
株式会社クエリマーケティング
株式会社メディアグロース
RENVER株式会社
株式会社MyVision
株式会社NITACO
株式会社フリージア

 

最後に・・・

システム管理者の会は、今後もビジネス貢献を目指すITエンジニアの方々の力になるよう、活動を続けていきます。

2022年に引き続き、2023年もシステム管理者の会をどうぞよろしくお願いします。