開催報告

第12回リーダーズミーティング

2018年最初のシステム管理者の会イベントとして、1月24日(水)に「第12回リーダーズミーティング」を開催しました。

リーダーズミーティングはシステム管理者の活動を広く認知いただく活動として開催しており、これから企業の情報システムに関する企画・運営に関して主導的な役割を担う部門長・リーダークラスの方を対象に、最新のシステム管理にかかわるテーマを取り上げ情報交換・共有の場を提供しております。

今回のテーマは「ITIL」で理解したいITサービスと事業貢献。

システム部門の事業貢献への要求が増える中、本イベントにはITIL関連資格を所有されている多くの方にお集まりいただき、改めて今、システム管理者のノウハウをどのように活用できるか、次のシステム部門に必要な業務・運用知識を考える機会としていただくべく開催しました。

目次
講演 
テーマディスカッション
システム管理者の会より

講演 

今回のご講演は、オフィスコミュニケーション改善士であるあまねキャリア工房 代表の沢渡あまね様に「システム管理者として考える、ITILの業務活用方法とは?」というテーマでお話しいただきました。

大手製造業を中心とした業務改善コンサルティングの傍ら、ITIL関係で多くの著書も執筆されている沢渡様には、当会サイトのコラムでも公開している「5つのスキル」についてご紹介いただきました。特にITILという実践的なフレームワークのノウハウについて体系的な知識を備えているシステム管理者にとっては、その応用により業務の幅をより大きく広げられる可能性があることなどをご紹介いただきました。

 

テーマディスカッション

休憩をはさみ、後半は8名程度の小グループに分かれて「システム管理者として考える、ITILの業務活用方法とは?」というテーマで参加者同士、ディスカッションを行いました。

付箋紙を使って「ITILを理解してよかったこと、これからやりたいこと」「システム管理者としての自身/自社の課題」「必要となるスキル・ノウハウ」の3つのテーマについて各自の意見を貼りだしてもらい、自由に意見を交換してもらいました。
初めて会う人たち同士での意見交換ですが、既にITILという共通のスキルとそれに伴う業務経験があることで、どのテーブルも非常に活発な意見交換をされていました。

ディスカッション後の各グループの発表では「属人化とエキスパート育成は異なるベクトルではないか?」「フレームワークに沿った内部の運用だけではなく、事業部門などに積極的に提案する外部への働きかけは重要では」など、実体験に沿った積極的な提案が多く紹介され、参加者同士で新たな気づきを得られたのではないかと思います

 

システム管理者の会より

最後にシステム管理者の会より、システムの事業貢献の取り組みとして注目されている分野としてAIを例に取り上げ、AI導入には継続的な改善、つまり運用の継続性が非常に重要であるという報告を紹介いたしました。その上でシステム管理者の方にはより積極的なコミュニケーションスキルが必要となることから、当会の次年度のシステム管理者認定講座を通し、スキルアップにぜひご活用いただきたいとご紹介し、閉会させていただきました。

新しい時代のニーズにシステム管理者の方がもっと活躍できる舞台を創出できるよう、今後も当会を積極的にご活用いただけますと幸いです。