東京海上日動システムズ株式会社 様

東京海上日動システムズ株式会社 ITインフラサービス本部 ITサービス支援部では、システム運用において多種多様な業務を支えていると伺っております。今回は、そのような業務に従事されているメンバーを讃える機会を設け、楽しくイキイキと働ける環境を作られている取り組みを紹介いたします。また1月に執り行われました表彰式「讃えあう会 いいね!支援部 Vol.9」を現地(多摩東京海上日動ビル)にて取材させていただきました。

※ 今回の取材は、感染拡大防止の対策(事前の検温、マスクの着用、写真撮影時の十分な距離の確保など)を行った上で実施させていただきました。

組織紹介

東京海上グループは国内損害保険事業のみならず、国内生命保険事業や海外事業と、幅広い事業を展開しています。私たち東京海上日動システムズは、ITの専門家として東京海上グループのIT戦略の策定から実装まで、ビジネス部門と共に取り組んでいます。
我々が所属するITインフラサービス本部は、メインフレームやサーバ等のインフラの開発・運用を担当しており、私たちITサービス支援部は、主に本部内の共通的な運用業務、具体例を挙げると、各種IDの管理、契約・経費の管理、資産・動産の管理、帳票・物流の管理等、多種多様な運用業務を担当しています。

各自の頑張りを部全員で讃えあい、”誇り”や“やりがい”を持てるイキイキMAXな組織にする「讃えあう会」

―活動実施の背景を教えてください

もともと弊社内には様々な表彰制度があり、昨年は当部の改善の取組が優秀取組として全社表彰されました。このような仲間の頑張りが評価・表彰されてとても嬉しい経験となったため、現場での各自の頑張りをもっと気軽に、かつ、メンバー同士が直接的に感謝を伝え合える場を作れないかと考え、この会をスタートしました。
現在は、月に一度、部でシステム運用業務に従事しているメンバーを讃える会を開催しています。

―どのような活動ですか?

毎月、5~10名を部全体で表彰している活動となります。表彰候補者は、誰でも自由に推薦できるようになっています。但し、当日まで誰が表彰されるかは非公開になっています。
現在はオンライン形式で表彰式を開催しておりますが、表彰者が発表されると拍手やコメントの投稿などリアクションが飛び交ってとても盛り上がります。そして、表彰式の最後には本人にコメントをもらう、という流れになっています。
また最近では、「讃えあう会」の中で「ベテラン感謝Day」を開催するなど、多くの人に感謝を伝え合えるような工夫をしています。


今回リモートで執り行われた表彰式、インタビューの様子。スタッフの方は、いつもこのように大型ディスプレイを活用しながら運営されているそうです。


右側のディスプレイは、受賞者をスライドで発表。受賞者が発表されると、すぐに「いいね!」やコメントが活発に送られてきて、画面が賑やかになります。


左側のディスプレイは、会議用ツールで社内に中継されている様子。今回受賞された皆様が勢ぞろい。


記事用の写真を撮影しているところも、中継していただいていました。副賞のカレーを持ってニッコリ。

 

―受賞された方の声をお聞かせください。

 

表彰:小林様
「クリエイトが当社内に提供しているJCLコーディングの整合性確認ツールである「JCHK」に、小林さんが新たなチェック観点を追加する改定を施して、11月4日に無事リリースされました。この改定によってまた一つ、JCL登録誤りを防止する綱目が細かく、強くなりました。」

 

 

 

受賞のご感想:
「今回の対応は目立つような大きなプロジェクトではなく通常の定例業務になるのですが、小さな定例業務に対しても上司の方々がちゃんと見ていてくださって、讃えていただけたので『やってよかったな』と思っています。メインの業務である登録業務では、一字一句間違えられないチェックが必要なため大変ですが、今後さらに登録者の負担を減らせるように品質維持、改善できたらと思います。」

 

 

 

 

 

 

 

表彰:森屋様、浅沼様、菅谷様
「本番引き上げ直後から正常に稼働しない障害に見舞われたParasolロボ化。年末が迫る中、森屋さん、浅沼さん中心に技術と知識を総動員、菅谷さんも並行で本番検証を続けて品質には問題がないことを確認。年明けに無事にSIを迎えることができました。」

 

 

 

 

受賞のご感想(浅沼様):
「正直すごく苦労したので『終わってほっとした』という気持ちの方が大きいです。いままでは怒られたり注意されたりすることはあっても、褒められることはあまりなかったので、とてもうれしいです。プロジェクトを進めるにあたって問題はたくさんありましたが、粘り強くみんなで支えあって進めることができたことで賞に繋がったと思います。他にも自動化をすすめている業務があるので、もっと進めていきたいと思います。このような表彰式は照れくさいですが、うれしいです。」

 

 

 

表彰:岩田様、平木様、山下様、高森様
「クリスマスイブの朝、JEMS障害が発生しました。現クリエイトでは初のトラブル対応でした。社内の関係部署と連携し、調査の結果、端末のIE設定が原因であることを特定。戻しのテストや全体情宣を経て、午後一に復旧できました。障害対応は、不慣れながら岩田さん、平木さんが中心となってクリエイト担当が進め、バッチ担当(山下さん、高森さん)もアドバイスや支援で参画し、ALLバッチクリエイトで復旧を成し遂げました。」

 

 

 

受賞のご感想(岩田様):
「提供しているサービスを止めないというミッションを各人が理解して、主体的にかつ助けあいながら、苦手な部分を能動的に補いあってチームワークを発揮できたことが、評価されたと思います。
チームをまとめる立場から、いざというときや不測の事態にもきちんと対応できる強いチーム作りを引き続きやっていきたいです。普段は同じ部にいてもお互いのやっていることがなかなか見えないですが、このような表彰活動を通して仲間が頑張っている様子が分かり、とてもよい取り組み、活動だと思います。」

 

 

 

 

 

表彰:折原様、高森様、奥平様
「今年度のホストバッチ年末年始対応を担った折原さん、高森さん、奥平さんを讃えあいたい。今年はメンバー変更を行い、主担当を折原さんが担い、メンバーに高森さんを加え、スキルを継承していく意味で代替わりをして臨みました。今年度は始めて年末年始を迎えるJP1バッチと、TWS新設WSサーババッチの年末年始対応のアプリサポートを充実させ、スケジュール通り無事に終えることができました。」

 

 

 

受賞のご感想(折原様):
「チームメンバーのおかげで受賞できたので、協力してくれた方々に感謝したい気持ちです。
メイン担当になり、受け身の姿勢から自発的に周りに働きかけ、知見のある方々に情報をとりにいく姿勢になったことが評価されたと思います。
今回の経験をとおして自分が得意で出来ている部分と自分に足りない知識がどこかを把握できたので、足りない部分を今後積極的に補い、自分ができる範囲をどんどん広げていきたいです。
また、このような表彰式をしていただけると、モチベーションの向上に繋がります。
そして、普段接点のない他のチームの頑張りを知ることができたり、これをきっかけに他の業務に興味を持つことができたりするので良い取り組みだと思います。」

 

 

 

表彰:スケジューラチーム 小川様、山元様、岡部様、渡辺様
「年末年始対応、ご苦労様でした。「何もない年末年始だからこそトラブるなよ!」等の様々なプレッシャーに負けず、最後までやりきってくれました! ほんとすばらしい~」

 

 

 

 

受賞のご感想(小川様):
「この業務は毎年年末年始の定例的な業務なので出来て当たり前といわれる業務ですが、トラブルなく遂行できたことを褒めてもらえて大変ありがたいです。プロセスの一つ一つをちゃんとやり切ったところが評価され、「また来年もちゃんとやろう」という気持ちになりました。
今回一緒に表彰いただいたチームの方々の経験、ノウハウ、引きだし、知識といったものに奥深さを感じました。当たり前のように業務を遂行されていましたが、本当はすごいノウハウの塊なので、そのことが分かるように文書化して残していきたいです。」

 

 

 

表彰:河内様
「2021RPAロボコンの大会委員長として、大会の企画や推進、実技指導や審査まで幅広く活躍いただきました。河内さんがいなければこの大会はありませんでした。本当にありがとうございました。」

 

 

 

 

受賞のご感想(河内様):
「普段感謝の気持ちを言われたことがないので、びっくりしました。みんなの前で表彰してもらえて、気分が良いです。
今後は定年、再雇用と、環境が変わると思うので、どの様に仕事をしていくか考えているところです。
感謝したり、褒めたりすることは人を成長させるために必要で、とても良いことだと思います。
さらに人事の評価に結びつけるなどして、『感謝して終わり』にならないようにしてほしいです。」

 

 
 
 
 

 

― 今後はどのような活動を計画されていますか?

今後は、もっと沢山の推薦が出るような仕組みを考えて行きたいと思います。
また、この活動を通じて、自分自身が担当する業務の重要性や価値を再認識し、その結果として、各自の“誇り”や“やりがい”のアップに繋がればいいなと考えています。
その結果、みんながイキイキとして働ける組織にしていきたいと考えています。

―最後にメッセージをお願いします。

讃えあう会は、システム運用業務に対して”誇り”や“やりがい”を持ち、楽しくイキイキと働く文化を醸成したいという思いのもとで始まりました。開始当初は受け身姿勢だった部員も、7年経った今では、自分も仲間を讃えようという気持ちで会に参加しており、応援メッセージや称賛チャットが増えました。このようなことから、楽しくイキイキと働く文化が少しずつ根付いてきているものと感じています。今後もさらに部員がお互いを認め合い讃えあえる“働きがいのある職場”作りに取り組んでまいります。

東京海上日動システムズ株式会社
ITサービス支援部
清水祐一様
(「讃えあう会」運営ご担当。当日の司会進行、お疲れ様でした。)

 

 

 

 

東京海上日動システムズ株式会社
ITサービス支援部
平川歩様
(今回 活動の取材・掲載にあたり、大変お世話になりました。)

 

 

 

 

 

 

 

東京海上日動システムズ株式会社様、情報提供ありがとうございました。

システム管理者の会では、ITシステムを支える方々に感謝の気持ちを伝えたり、活躍を表彰して功労を明らかにしたりする活動を、引き続き募集しています。
皆さまの活動紹介を通じて、業界全体で活動が浸透することを目指しています。
 

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