東京システムハウス株式会社 様

東京システムハウス株式会社(以下、TSH)では、2023年に社内コミュニケーションを推進する専任チーム「コミュニケーション推進」が設置され、社員同士のコミュニケーションの活性化活動の一環として「ほめ達!」の実践活動を行っています。

今回は、2025年度からPoC導入している「TSH版ほめ達」をご紹介いたします。

 

組織紹介

TSHは、創業50周年を迎える独立系IT企業として、システム開発や運用保守、自社ソリューションの開発などを手がけています。安定性と最先端技術の習得機会を両立できる環境が特徴です。エンジニアが執筆するテックブログでさまざまなIT情報を発信したり、自主的に参加メンバーを募って勉強会を開催したりしています。
また、社員同士が仕事以外でも接点を持つことで業務をスムーズに進められるよう、「社員が楽しめる場を作る」という観点から、充実した社内コミュニケーションにも力を入れています。


コーポレート本部 経営企画室 コミュニケーション推進
原口 一孝 様

TSH版ほめ達の贈呈取り組み

 

―活動実施の背景を教えてください

2023年に社内コミュニケーションを推進する専任チーム「コミュニケーション推進」を新設し、社員同士のコミュニケーションの活性化のための取り組みを行っています。自由参加の研修やセミナー、社員が自発的にスキルアップできる環境を順次整えています。また一緒に働く他のメンバーの”人となり”を知る機会を増やすということで、月に一度の「オープンハウスデー」も開催しています。
※オープンハウスデーとは、 オフィスにケータリングを用意し、みんなで集まって食事をしながら交流を楽しむために設けられたカジュアルな時間です。

社員同士のコミュニケーション活性化の活動の一環として、2025年8月からPoCで「ほめ達!」の実践活動「ほめボール」と称して、「他者に対してほめる言葉を、ボールに例えて贈る取り組み」を行っています。
※「ほめ達!」とは「ほめる達人」の略。目の前の人や物・商品やサービス、出来事に対して、独自の切り口で価値を見つけ出す『価値発見の達人』のこと。「一般社団法人 日本ほめる達人協会」より。

 

―どのような活動ですか?

具体的には、社員一人に10個の「ほめボール」を贈る権利を毎月付与しています。専用のWebサイトからエントリーし、「誰」に対して、「どのようなこと」をしてもらったので、「ほめボールを贈呈」するという情報を蓄積しています。

PoCは8月から10月末まで実施され、約400個の「ほめボール」が飛び交いました。現段階では、褒められた数や褒めた数を基に評価を行っており、今回は社内の情報システム部門である「Tech Office」
へ寄せられたコメントを紹介するとともに、システム管理者の会「おつカレー」を贈呈しました。

【寄せられたコメント(一部)】
・社内申請についてお聞きした際、丁寧に教えていただきありがとうございました。
・インターン学生向けの各種設定について、急遽の追加にも関わらず快く急ぎでご対応いただき、ありがとうございました。
・社内の様々なトラブルに対して、いつも迅速に対応していただき、感謝しています。
・お忙しい中、社内システムに関するご質問に丁寧に回答いただき、助かりました。

 

日ごろ社内で利用するさまざまなシステムを管理する担当者へ「おつカレー」をプレゼントしました。

 

―今後はどのような活動を計画されていますか?

現在はPoCを終えたばかりで、本格導入に向けて検討を進めているところです。取り組みを推進する中で気づいた点は、随時メンバー間で共有し、コメントを残すようにしています。その中で、「リアルタイム性がない」「インタラクティブ性に欠ける」「機密性や匿名性の担保」といった課題が浮き彫りになっており、今後は運用面をさらにブラッシュアップしていく予定です。

また、現在はWebサイトで情報を蓄積していますが、今後はあえて紙などの物理的な手段も取り入れ、Webとの違いやそれぞれの利点を比較・検証していきたいと考えています。

―最後にメッセージをお願いします。

社員同士のコミュニケーションの活性化の取り組みとして、さまざまなことに挑戦しています。これは社員の「やりたい」を後押しする文化の体現でもあるので、継続していきたいと思いますし、今回をキッカケに、自社のシステム部門メンバーや、お客様の保守運用を担うメンバーにも「ほめボール」がたくさん届くようになると良いなと思います。

 

東京システムハウス株式会社様、情報提供ありがとうございました。

システム管理者の会では、ITサービスを支える方々に感謝の気持ちを伝えたり、活躍を表彰して功労を明らかにしたりする活動を、引き続き募集しています。