『アップデートミーティング』は、システム管理者認定講座を受講され、認定試験に合格されたみなさまのために、学んだ知識と経験を実践に生かし、さらに大きく飛躍するためのきっかけとなる場を提供するため、2012年10月12日(金)開催されました。
第1回となる今回は、「ITサービスマネジメント」をテーマとし、特定非営利活動法人itSMFJapan 副理事長の小林賢也さん(東京海上日動システムズ株式会社)にITサービスマネジメント導入の奨めおよび導入事例をご紹介いただきました。
また、続くワークショップセッションでは、「ITIL は日本の企業のシステム運用に合っているか」というテーマで、グループに分かれ、認定講座の講師も加わってディスカッションが行なわれました。 メンバそれぞれが、ご自分の知識や会社での導入事例などの情報を交換しながら、活発な議論が交わされました。
そして、各グループが思い思いの結論を発表した後のitSMFJapanの小林副理事長によるラップアップ、小林氏から発せられた言葉は意外なものでした。
「『ITILは日本の企業のシステム運用に合っているか』、その疑問自体がナンセンスだ。」運営スタッフは度肝を抜かれましたが、その真意とは以下のようなものでした。
―テレビにしても携帯電話にしても、日本人は兎角、日本の社会・生活・経済・業務体系に合った独自の仕様を作りがちである。しかし、IT業界において、いま最も先端を行っているのはやはり欧米であり、その技術をうまく取り入れ、その先に進むことこそ、スピーディなグローバル社会でビジネスを遂行していくのに、一番の近道なのである。
確かにその通りです。ITILが日本の企業システムに合っているか合っていないか、を考えるのでなく、どうしたら世界のスタンダードを取り入れて、その先にあるビジネスチャンスをつかむのかを考えていくべきなのだと思います。当日参加された方にとっても、小林氏の言葉は大きな気付きになったことと思います。
最後は参加者全員参加の懇親会。参加者全員の投票で選ばれる、最も良い議論をしたグループには、ささやかなプレゼントが贈られました!
通常、資格は取ったら終わり、というものが多い中、システム管理者認定講座では、資格を取ることは『スタートラインに立った』ということだと考えます。
そこから始まるのは、
●今の仕事に新たな視点で向き合う
●新しい人脈を広げる
●新たなキャリアに向けて踏み出す
など、皆さんにとって、自分を「アップデート」するための新たな一歩です。
次のアップデートミーティングは来年の3月に開催されます。ぜひ、皆さんのご参加をお待ちしております。
時間 | プログラム |
---|---|
15:00~ | イントロダクション |
15:10~ | 基調講演 「ITシステム運用最前線とITIL導入事例」(仮題) 特定非営利活動法人 ITサービスマネジメントフォーラムジャパン 副理事長 小林 賢也氏 (東京海上日動システムズ株式会社) |
16:10~ | 休憩 |
16:20~ | ワークショップ 「ITIL は日本の企業のシステム運用に合っているか」 ※開催コメント このセッションは、ケーススタディーを使ったワークショップです。みなさんに激変する環境変化やこれからの日の丸ITに対して、 「ITILR」が、ITシステム運用のベストプラクティス足るか否か討論します。 |
17:30~ | 情報交換会 ※開催コメント 一緒に学習されたみなさんに再会、お互いの業務の中で、「システム管理者認定講座」で学んだことで、役にたったことや、そうでなかったこと、もっと教えて欲しかったことなど、自由な意見交換を!認定講座講師陣も参加予定です!! |
18:30 | 終了 |
※プログラムの内容は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。