概要
この連載コラム「エンジニアの羅針盤 – 技術と実践の探求」では、変化の激しいIT業界において、エンジニアが日々の業務で直面する様々な課題や、より効率的かつ高品質な開発を実現するための知見を幅広く共有します。アジャイル開発やDevOpsといった開発手法から、データ基盤、セキュリティ、テスト、生産性向上まで、現場で培われた実践的なノウハウ、最新技術の活用事例、そしてキャリアパスまで、多岐にわたるテーマを深掘りしていきます。読者の皆様が自身の技術力を高め、より良い開発を実現するための一助となれば幸いです。
ChatGPTを使用する時にわざわざOpenAIのサイトを開いて使うのは、ちょっと面倒。
今回はChromeのブラウザ上どこでも使える、さまざまなAI機能を提供するChrome拡張機能 Siderをご紹介します。
Siderとは
Siderは、ChatGPTをブラウザ上で手軽に使えるようにするChrome拡張機能です。
Siderは、拡張機能をインストールするだけで、無料で利用できます。
ただし、1日に利用できる質問回数が30回までという制限があります。
多くの機能があるのでその中からいくつかをご紹介します。
無料ユーザーには次の機能があります
チャット機能
チャット自体はほぼChatGPTの標準機能と同じですが、ブラウザ上で手軽に聞けること、以下のモデルから選択することができます。
無料で使用できるモデル:Sider Fusion、GPT-4o mini、Claude3 Haiku、Gemini 1.5 Flash、Llama 3.1 7OB
AWSドキュメントを閲覧することを例にとって説明します。
通常チャット
まず拡張機能を選択するとサイドバーにチャットが表示されます。
こちらでChatGPTを使うときのように質問することができます。
スクリーンショットを読み取る
チャットの上のハサミマークから画面のスクリーンショットを撮って質問できます。
文字情報だけでなく画像の内容を読み取ってくれます。
ウェブサイトを読み込む
リンクマークからは開いているタブを選択できます。左隣の本マークでは現在開いているページが自動選択されます。ウェブサイトを選択するとそのページの内容を読み取ってくれます。
「要約」や「関連ニュースを見つける」「ハイライト抜粋」などを行うことができ、調べ物をする時間削減につながります。
Webサイト内での使用
Webサイト閲覧中に気になる部分があった時、ブラウザ内で機能を使用することもできます。
まず気になった単語を選択すると(画像①)Siderが何をするか提案してくれます。
今回は「これを説明してください」を選択してみます。そうするとブラウザ内で質問することができました。(画像②)
サイドバーを開かずにちょっと聞きたい場合に便利ですね。もっと詳しく聞きたい場合は「チャットで続行」することもできます。
さいごに
チャット機能とブラウザ内での使用をメインに解説していきましたが、サイドバーの右のタブにさまざまなアイコンがあるのにお気づきでしょうか。
他にも「作曲」「画像生成」「メール返信」「画像抽出」「翻訳」などさまざま機能があります。「カスタムプロンプト」を設定し、自分好みの機能を登録することもできます。
気になった方はGoogle拡張機能Siderを入れて触ってみてください。
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