システム管理者のためのBookCafe

Vol.41 伝え方が9割

概要

書籍のインク独特の香りを感じながら、出会ったことのない世界、新たな発見、体験してみませんか?

目次
内容紹介
Ami’s Review
今回ご紹介する本は、ベストセラーとなっており読まれた方も多いかもしれませんが、佐々木圭一氏の「伝え方が9割」です。
続編である「伝え方が9割2」も既に刊行されています。

「伝え方が9割」、伝え方が90%をも占めると謳っているこのタイトルは、つい読んでみたくなるインパクトがあります。実はこのタイトルにも、ある伝え方のコツが使われていました。果たしてそのコツとは・・・?

 

内容紹介

伝え方が9割
佐々木圭一 著
入社当時ダメダメ社員だった著者が、なぜヒット連発のコピーライターになれたのか。 本書には、心を揺さぶる「伝え方の技術」が書かれてある。 膨大な量の名作のコトバを研究し、「共通のルールがある」「感動的な言葉は、つくることができる」ことを確信。この本で学べば、あなたの言葉が一瞬で強くなり人生が変わる

ダイヤモンド社 紹介文抜粋)

 

Ami’s Review

仕事をする上で、上司や同僚、関係先に何かを伝えなければならない場面はたくさんあります。

日々のメールや会議資料の作成、議事録にちょっとしたメモ書き、要件定義書や操作手順書などの、「書いて」伝えるもの。定例会での報告や細かな仕事の依頼、質問やそれに対する回答、意見を求めたりフィードバックを返したりと「口に出して」伝えること。ざっと書き出しても毎日毎日、伝えたいことだらけです。

中でもIT業界など理系の分野では、物事を正確かつ端的に表す方がよしとされることが多いかと思います。エンジニアのみなさんが書く技術文書などは特にそうでしょう。でももしかして、それ以外の場面でもつい端的かつストレートになってしまいがちではありませんか?例えば、誰かに依頼や指示を出すとき、要件と期日だけを箇条書きにして、簡潔に伝えてしまっていませんか?それを受けとる側は、機械じゃないんだけどな、とネガティブに受け取っているかもしれません。私も日々、「さっきはこう言えばよかったな・・・」と大なり小なり思います。

この本では、同じ内容を伝えているにも関わらず、少しのコツを使うだけで受け取る側の印象がガラリと変わり、NoだったものがYesに変わる方法などが実例とともに紹介されています。そして、最初は不自然だと思ってもそれらの方法を意識して日々使っていくことを推奨しています。

実は私も、この文章を書くにあたり、いくつかのコツを使ってみました。読んでいただいたみなさんに、その効果があったことを願います。

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筆者紹介

“システム管理者のためのBookCafe” レビュアーのご紹介
●システム管理者の会 推進メンバー
システム管理者の会の企画・運営をする推進メンバ―が、会員の皆様にお奨めする本をご紹介してまいります。

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