システム管理者のためのBookCafe

Vol.37 結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる

概要

書籍のインク独特の香りを感じながら、出会ったことのない世界、新たな発見、体験してみませんか?

目次
内容紹介
Tateshi’s Review
2016年も明けて3週間経ちました。正月の落ち着いた時に初詣に行くと、心機一転「今年こそは○○を!」などと自然に考えたくもなるものですが、皆様は年頭に何か今年の目標を立てましたでしょうか?
毎年何かを意気込んでも中々そのとおりにならない。それは目標よりも「行動」に原因があるのでは?そのように考えたことはありませんか?
今回はレビューワーがそのような心境の時に読んでみた本の紹介です。

 

内容紹介

結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる
藤由 達藏 著
・いつも考えているうちにチャンスを逃す
・「やらなきゃ」と思っているのに、なかなか腰が上がらない
・面倒くさくて、つい最送りにしてしまう
・ギリギリにならないとどうも動けない
…本書は、こんな「すぐに行動できない人」に最適です! 
すぐに行動できない人の習慣に気づき、行動できる人の思考法を知り、10秒で動ける自分になるチェンジの方法、さらには周囲を巻き込む方法まで。コツとマインドの使い方一つで、どんどん変化する自分に驚いてください。
青春出版社 紹介文抜粋) 

 

Tateshi’s Review

本書の中では、何らかの行動を起こすために「10秒」をどのようにとらえるか、その活用方法と考え方を元に行動の「体質」を変えるヒントを紹介しています。
例えば、思い立った時にすぐ行動を起こすのと、思ったことを温めておき後から行動しようとするのでは、行動の取りかかりの時の「軽さ」が異なります。
10秒で行動し始めることを念頭にしている人は、まず目の前のできることから動き始め、動き続けながらそのゴールを探っていくので、自然と行動が伴いかつ持続的に活動できる。
反対に最初の10秒で行動に移さない人は、大抵先送りにしてしまうことによりその後中々手を付けられず、次第に重くなった気分が続き思考停止の状態へ自ら導いてしまう。
ある施策を立ててから数カ月経過すると、それには成功・失敗を問わず結果を伴うのか、それとも何も進まず単に塩漬けになってしまうのか。それはその始まりの段階におけるアクションの取り方で決まってしまう。すぐに行動しない傾向がある自分としては、十分に時間をかけて熟慮して「よーいドン!」で爆発的なパワーを出せたら、と思うのですが、実際はそんな力は直ぐ出せるわけではない、と何度も体感していますし。
またすぐに行動する人は、行動をしながら途中で立ち止まらないようにするためのヒントをいくつも抑えています。
個人的に耳が痛かったのは「行動できない人は自分の力だけで解決しようとする」という指摘。行動の途上で何らかの壁にぶつかった人は、自力解決しようとするあまり思考が埋没して動けなくなってしまったという経験があるのではないでしょうか?
「周りの知っている人に聞く」「物やツールに頼る」「場合によってはおカネで代替する」など「ヒト・モノ・カネ」が行動を廻すための手段となることは、客観的に物事を推進するために重要な知見ですし、「自力で打破する」という満足感に浸って止まるようなことを避けるためにも有効な代替案です。勿論知っていても、中々できていない現状があるのですが。
数年前の流行語「何時やるの?今でしょ!」は受験生に向けられたメッセージでしたが、社会人になり数年経つと専門性が確立し業務も固定化してしまい、同じような業務を続けていると、新しいことにも挑戦するどころか、見向きもしなくなってしまいます。
変化が激しいIT業界ですから、今年もまた新しい技術や市場の動きが出てくるでしょう。そのためには自ら進んで「10秒」を念頭においた行動の体質を変えることから始めようか?あの流行語は今、行動が硬直化した社会人に跳ね返ってきている、と思わせる本でした。

連載一覧

コメント

筆者紹介

“システム管理者のためのBookCafe” レビュアーのご紹介
●システム管理者の会 推進メンバー
システム管理者の会の企画・運営をする推進メンバ―が、会員の皆様にお奨めする本をご紹介してまいります。

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