システム管理に携わる人たちが語る。様々な話題満載のコラムをお届けします。
現在、コロナ禍で緊急事態宣言が発令されましたが、この状況でも、各企業は日々の業務を前に進めていかなければなりません。
やむを得ず出社される方、在宅勤務、テレワーク、ワーケーションなどいろいろな働き方があると思います。
私は会社の指示もあり、在宅勤務、テレワークが主ですが、このような状況だからこそ、組織・チームで仕事をすることの重要性を感じています。
この本では組織で仕事をする際に、上司・部下が感じていること、どうやったら良い組織にできるかなどのヒントが書いてあります。
特に印象に残った言葉は3つです。
1.仕事ができんやつでもチームの一員
2.人を責めるな、しくみを責めろ
3.グレーの部分をいかに小さくするか
1つ目の言葉は、仕事は人によって得手、不得手があるので、その人に適した仕事を任せる必要があります。私も同じチームの社員に対して、やみくもに仕事をアサインするのではなく、どうやったら活躍してくれるかを考えるべきだとあらためて感じました。相手を否定するのではなく、相手の長所を伸ばす工夫が必要となります。
また、2つ目の言葉に関しては、「人を責めるのは簡単。本質に目を向けろ」と書いてあります。会社の組織は常に複数人のチームであり、半期、1年ごとに人が入れ替わることも多々あります。組織を引っ張ってくれている優秀な社員が異動したり、新入社員が配属された際も組織としてのしくみがしっかりしていれば、人に依存せずに仕事が進められると思います。
それにより、属人化の排除、業務の標準化などができ、強い組織になると感じました。
3つ目の言葉は、特に印象的でした。
「世のなかのことは、白、黒、グレーの3つでできている。白なら○、黒なら×
問題はグレーの部分です。これは○とも×ともいえない曖昧なところで、実はほとんどモノがここに属します。だから私たちは判断に迷う」
私の組織もクラウド事業において新しいことに挑戦していて、進むべき方向性がわからない時に判断に迷うことが多々あります。ただし、昨今の状況では、ニューノーマルと言われるように、新しい仕事のやり方を模索しなければなりません。
判断に迷ったときにうまく前に進めるように、普段からいろいろな情報を集めてそれを自分できちんと理解して行動する。また、外部の会社にはその業務に精通した方がいるので、有識者に聞いてその情報を判断材料にするのも良い方法かと思います。
今の状況では非対面で、直接お会いする機会が少なくなっていますが、仕事は一人ではなく組織で行う必要があるので、あらためてチームで仕事をする重要性を感じました。興味がある方はぜひご一読ください。
“システム管理者のためのBookCafe” レビュアーのご紹介
●システム管理者の会 推進メンバー
システム管理者の会の企画・運営をする推進メンバ―が、会員の皆様にお奨めする本をご紹介してまいります。
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