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VRするんで定時に帰ります。 第2回 2017年もVRの進化は止まらない!業界注目のニュースが目白押し!
2017年02月14日 10:00

こんにちは、株式会社シーエスレポーターズの三上です。
前回のコラムで、次回は「とりあえずVRコンテンツをつくってみる方法」をお送りしますとお伝えしていたのですが、
2016年の勢いもそのままに、今年も年初からVR関連のホットなニュースが飛び込んできました。そこで今回はVRでのビジネスがより活発になりそうな、個人的に期待している最新ニュースをいくつかご紹介したいと思います。
大変申し訳ありませんが、「とりあえずVRコンテンツをつくってみる方法」は次回以降にお伝えしますので、ご期待ください。

■その1:HMD(ヘッドマウントディスプレイ)の無線化
Oculus RiftやHTC Vive、さらにはPlayStation®VRも素晴らしいVR体験ができますが、HMDに繋がった太いコード、邪魔ですよね。みんなそう思っているのではないでしょうか?この邪魔な線が2017年は無線化されそうです。
例えば中国のTPCAST社製のHTC Vive無線化キット「TPCAST」は中国ではすでに249ドルで出荷が開始されているそうです。今後、本体そのものが無線化されると思いますが30,000円前後でその利便性を試せるなら試してみたいですよね。
この他、Oculus Riftにも対応予定のオーストラリアのImmersive Robotics社製「Mach-2K」など、選択肢は増えていきそうです。VRは五感を最大限に使う媒体かと思うので、無線化は思った以上の質の向上を感じさせてくれそうです。

Vive Store TPCAST購入ページ

■その2:視野角220度のHMD
パナソニックがラスベガスのCES2017で発表したVR用HMDの視野角はなんと220度! 「え、それって凄いの?」っという方のためにすでに販売されているHMDの視野角をご紹介します。
・Oculus Rift 約110度
・HTC Vive 約110度
・PlayStation®VR 約100度
っとだいたい100度〜110度くらい。当然ながらこの視野角は非常に重要な要素で、上記のHMDを体験されたことのある方は感じたと思いますが、なんとなく双眼鏡を覗き込んでいるような感覚ですよね。それでも満足レベルでしたが、人間の欲求とは恐ろしい、視野角220度の世界を体験したら、もう戻れない気がします。だって2倍ですよ!っとはいえこちら業務用らしく、価格が気になるところ。ライバルとしては、ドイツStarbreeze社製「StarVR」が5K、視野角210度とのこと。早く一般的なHMDも対応して欲しいですね。

StarVR公式

■その3:触覚対応のコントローラー
当社ではアニメキャラクターと握手ができるVRコンテンツを提供しているため、かねてより「握手した感触があったらなぁ」っと思っていたところ、ついに登場しそうです。しかも日本製!VRのハードといえば海外だったので嬉しいかぎりです。東京日本橋にある、イクシー株式会社が開発中の「EXOS」は内蔵モーターを使って物に触れた感触を表現しているそうです。
私も筋電センサーや音波で触覚を表現しているデバイスは試したのですが、「ん〜電気信号だな」「ん〜音波だな」と感じてしまったので、物理的に感触を再現する「EXOS」に期待大です。VR空間上のさまざまな物の触覚が再現できれば、体感は格段に向上すること間違い無し。楽しみです。

 
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イクシー株式会社

■その4:VR対応PCの低価格化
快適にOculus RiftやHTC Vivを体験するには、ハイスペックなPCが必要で、書い直しが必要な人が多かったはず。それも200,000円前後となかなかのお値段でした。しかし、そこは需要があれば進化は早いPC業界! たった1年で100,000円前後でもVR対応なPCが続々登場してきています。ノートパソコンだって200,000円をきるものも。ハードの普及でソフトメーカーの参入も増えるので、いい流れですね。

■その5:Tangoの登場
AR、VRに続く新しい用語、その名もMR。Mixed Realityの略で、現実空間と仮想空間を混合することから、複合現実と呼ばれています。MRデバイスといえば、Microsoft社製の「HoloLens」が先日、日本で出荷されて話題になっていましたね。お値段なんと、333,800円。「うーん、それなりに高い。」と思っていたらGoogleからTangoなるものが登場。なんとモバイル端末でMRができちゃうのです。Tangoに対応した世界初の端末はLenovo社製の「Phab 2Pro」。これはもう買うしかない。っということで購入してみました。す、すごい! モバイル端末でARをやっていた方なら、その凄さをより実感いただけると思うのですが、アウトカメラの情報から現実世界のマッピングと現在位置を把握して、完全にマーカーレスで現実空間にデジタル情報を合成することができるのです。これにより、ARやMR的な表現はもちろん、Oculus RiftやHTC Viveでルームスケールと呼ばれる、現実世界と仮想世界の位置情報のマッチングが、モバイル端末でできてしまうのです。まだ、マシンスペック的にVRモードでの起動が難しいようですが、同じくGoogleから発売されたモバイル用VR端末、「Daydream View」にもTangoが対応予定とのこと。つまり、年内にはモバイル端末でも、「HTC Vive」に近い体感ができたり、「HoloLens」のようなMRを体験できたりするのかも。それが、スマートフォンのデフォルト機能となれば、VR、MRが珍しい最新技術から、ごく当たり前のものとして受け入れられそうですね。

Tango

Phab 2Pro

Microsoft HoloLens

いかがでしたでしょうか?
新しい技術、機能の高度化やデバイスの進化など、VRの進化を加速させるニュースが目白押しです。
2017年が終わる頃、VRどんな進化の形を遂げているのか、いまからとても楽しみです。
私の想像を大きく超える世界が実現できていたら嬉しいですね。 

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こんにちは!本連載を担当させていただきますシーエスレポータズの三上です。 映画や飲みに行くくらい、VRやAR、MRが浸透する世の中になるのか!? をテーマにしたコラムです。2016年は「VR元年」と呼ばれ、予想以上の盛り上がりを見せましたね。ゲームやエンタメ業界をはじめ、ビジネスや医療、研究機関などさまざまな分野で大きな注目を集めています。とはいえまだまだ「VR」市場は始まったばかり。VRでなにができるのか。どうなるのか。儲かるのか!? 私も試行錯誤ではありますが、VR開発のプロデューサーとしての失敗談も含めた経験を書き綴り、皆さんのビジネスに応用するヒントになれば嬉しいかぎりです。

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筆者紹介

株式会社シーエスレポーターズ
専務取締役 三上昌史
映画、アニメ、ゲーム、音楽などのデジタルプロモーションを手掛ける株式会社シーエスレポーターズの専務取締役で、 VR事業のプロデューサー。
2004年からVR事業に取り組み、VR関連で受賞やメディア出演など第一線で活躍している。
映像系、3DCG系、スマートフォンで楽しむカジュアルなVRからPCを使ったハイエンドなものまで手がけている。

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