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システム管理者のためのBookCafe vol32 経営戦略全史
2015年06月23日 09:35


経営を勉強し始めた初心者には教科書・辞典として、既に熟知している方には事例集として楽しめる1冊です。

内容紹介
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「経営戦略全史」
三谷 宏治/著

本書は 20 世紀初頭から現在まで、約 100 年の間に登場した 90 余りの戦略コンセプトを、その背景とともに紹介する"ストーリーで読む経営戦略書"です。
多くの日本の会社が採用する、世界的には古典とされる経営戦略論から、21 世紀の経営環境激変の中で生まれた最新の戦略緒論まで、ビジネス史の流れとともに俯瞰的に学ぶ事ができます。経営戦略の歴史を学ぶことは、同時にあなたの企業組織が、広大な戦略発展の歴史のどこに位置するかに気づき、さらに新しい戦略に取り組む道筋を発見することにもつながります。

これまでビジネス・経営を学んできた方の復習のために、また、これからビジネスに立ち向かう方のよき指南書として、おすすめしたい経営戦略書の新定番です。
(ディスカヴァー・トゥエンティワン紹介文抜粋)

HARUKA's Review
世の中に数多あるビジネス書籍。私もそのうちの何冊かを読んできました。
事業がうまく行っている経営者のかつての苦労話、成功秘話、成功のための思考方法と習慣について・・・・書いてあることは納得がいくことばかりで実践すれば確かに成果が残せるであろうと、希望が広がる本ばかりでした。

ただ、表面ばかりの形式的な内容であることも多かったです。

定量的評価を機軸とする本ではSWOT分析から、PPM(ポートフォリオマネジメント)が重要とうたわれ、定性的評価を機軸とする本では優れたリーダーの定義は出来ない、人間的側面が大きく関わっているなどとされてきました。


「経営戦略全史」推薦のポイント


本日ご紹介する本がいままで読んできたビジネス書と違う点はまず、その表面的な項目をまとめてあるだけではない、という点です。

具体的な企業や人物とその企業・人物がその当時置かれていた状況、社会情勢などを踏まえて経営判断をするまでのプロセス・戦略と成功の関係性が書かれています。ドラッガー、コトラー、ベゾス、フォードの例を取って過去の経営戦略とこれからの経営戦略についてを比較しているところも興味深いポイントでした。

LeanStart upの作者、エリック・リースについての項や、山中伸弥教授の話で知財戦略のあり方を説明した項もあり、日本企業ではトヨタ、味の素、キヤノン、ゼロックスを挙げて説明があるため共感・納得しやすいと思います。

本文にも記載してあるとおり、教科書、辞書、百科事典、物語的に活用できる構成になっているので、近代マネジメントの源流から、著者が21世紀の経営戦略となるであろうとしている「アダプティブ戦略」「B3Cフレームワーク」という比較的新しい考え方を勉強していきたいという方にお勧めしたいです。

今回私もこの本を読んで経営の基礎の基礎を学んだので、これからはもう少し個別の業界について勉強していきたいと思います。

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